2005/07/05 二重性
先日、小さな集まりがあり、話をする機会があった。
そこでは、建築に対する知識もばらばらな集まりなので、どのように話すか悩んでいたが
その場の流れに任せる形で、話してみた。
そうすると、私が考えている以上に、建築というテーマは身近な存在であり、皆それぞれに思う所があったりして、非常に興味深かった。
一般的だと思われている事が、そうではなかったり、意外な観点から質疑があったりで、
むしろ、私の方が勉強になったくらいである。
しかし、最近になって建築をテーマにメディアを賑わすようになったとはいえ、その本質の認知度は高くない。
建築家がどういうモノを目指すのかという所をもう少し掘り下げて話したかったのだが、
目の前にある、物質に対する興味の方が先行しているのは、仕方の無い事なのだろう。
建築家の表現者としての作家性と、モノを生み出す生産者としての責任者という、二重性が
誤解を生んでいるように思える。
建築は、そのどちらも内包しているしそれを互いに補強している側面もあるから
どちらかを選択する事は出来ない。
建築家のアイデンティティーの確立は、どこでなし得るのか。
私の目下の課題である。
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