2005/07/24 建築行脚 vol.3 nakazato

建築行脚の記録-3
神流町中里合同庁舎+中学校体育館 設計は古谷誠章+nasca。
周辺の環境とある意味異質な空間性を持ち込む事で、周辺環境に良い影響を及ぼそうとしているのが良くわかる。私はこういう建築手法に非常に共感が持てる。
周辺環境との調和は、その環境が良いモノか悪いモノかによって当然その調和の程度が変化する。
ただ単に埋没するのが、良い事ではない。
長野駅前の守屋ビルにしても、調和する手法として勾配屋根+瓦を用いているが、それ以外は至極現代的な手法を用いている。そのバランスが大切。
それが、今現在の状況にあっていても数年後に保てなくなるようではいただけない。
その射程距離が長ければ長いほど、存在感は増すものだと思う。
その意味では、この庁舎はかなり周辺とは異質かもしれない。
でも、それはかなりの射程距離を見込めば全く自然な事だ。
この建築によって、周辺も少しは考えるだろう。そうなれば、全体の活性化に繋がる。
土曜日だったので、庁舎には誰もいないようだったが、これだけ開放性があれば中に入らずとも見学した気になってしまう(笑)。
建築は形だけでは判断できない。その建ち方も重要だ。
そういう意味では、現地に訪れないとこんな気持ちになる事は難しいと思う。
だからこそ、建築行脚はおもしろいのだ。
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