2005/09/15 木
自然に対する思い。
よくエコ派とか自然派とか言って、木材を中心に使う住宅とか炭が入ってますとか・・・
そんな住宅をつくっている人がいると思います。
その事自体は間違ってはいないと思いますが、それが善でそれ以外は認めないという姿勢は問題だと思う。
建築は本来、人口的なものでどんなに自然を装っていても純粋な自然ではない。
自然の中にももう既に純粋なものはない。
ほとんどが人の手が入り何らかの人工的な施しを受けている。
建築はその最たるものだと思う。
だから、エコとかいって自動車を大量生産しているのは、自己矛盾している。
人間は存在そのものが自然である。
時々人はそれを忘れてしまっていないだろうか。
人間は機械ではないのでどこかのパーツが壊れたからといって交換したとしてもその時点でバランスが崩れる。
機械のようにボタンを押すと全ての人に同じ反応がでる訳ではない。
だから建築はとことん人工的でいいと思う。
木の家を見ると心が癒されるのは、その向うにある大自然のイメージを喚起しているからだ。
木の家を増やすより、林や森を増やした方がよっぽど健康的だと思う。
人間はそれをある程度コントロールする事で、地球上に仮の住まいを創っているに過ぎない。
木という素材を否定するわけではない。むしろ敬愛している。
でも木の家という固定されたイメージを壊したい。
人間が自然である以上、どんなに排除しようとしても、自然さがにじみ出てくる。
それを否定せずに引き出して、うまく構成するのが重要だ。
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