2005/11/16 木材
最近、社寺建築に関わっているので木材の事を色々調べるのですが、やはり研究すればそれなりに成果というか知らない事を発見するものです。
まず木材の名称が産地によって変化する事。
国産のものであれば、地名が頭につくので解りやすいですが、外国産材は名前そのものが変化するものがあります。
ツーバイフォーでよく使うSPF材なんて言うのは、そういう材種がある訳ではなく単なる総称であって
実際どのような木なのか良くわかりません。カナダに一般的にある木というところでしょうか。
まぁ詳しく調べれば解るのでしょうけど・・・。あまり知りたくもない・・・。
とにかくこの材料は怪しい・・・というか基本的に安易に外国産材を使うと痛い目にあいます。
最近は外国産材のおかげで、新種のシロアリが生息するようになったらしい。
SPF材の防腐剤注入済みのものを使うこともあるようですが、やめた方が良いでしょう。
体の弱い人に薬を打って、こきつかうようなものです。
アメリカ人は材料にこだわらないかわりに、徹底的に腐らないように工夫します。
要は酸素と水が無ければ腐りようが無いのです。だから、濡れない工夫をする訳です。
日本人は木材の素材に神秘を感じる民族なので、素材感を大切にします。だから、素材にこだわります。
こだわるという事は、木に触れていたいという事に直結するので、木を風雨にさらす事が多くなります。
そうすると、上記のような使い方に自然となると思います。
日本人が安い外国産材を見て、それを屋外で使おうという発想は自然な事でしょう。しかし、注意事項が沢山あるということです。
ツーバイフォーの工法自体は非常に合理的な工法ですので、それを否定するつもりは毛頭ないのですが
基本的に日本の木の家とは違うと考えています。
本当の意味での「木の家」は、社寺建築だと私は思います。あれが日本の木の使い方の素晴らしさです。
ただし、そこに住むには相当な根性がいりますが・・・。
寒さに関しては、また別の機会に・・・。
だから、社寺建築は基本的に外国産材を避けます。
日本の林業が現状がどうなのか、まではわからないのですが、決してなくしてはいけないし、なくならないでしょう。日本人が木の素材感を大切にする限り・・・。
私は木に限定する事なく、どんな素材でも素材感を大切にしたいと常に考えています。
そう言う意味では、社寺建築は究極の木造だと思います。
CGで木の表現は難しい・・・。
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