2005/11/28 マンション問題
何だかどんどん問題の影響が広がってますが、どうなるのでしょうか。
しかし、戸建ての欠陥住宅が以前から問題視されていて、その多くは建売だった事を考えると
マンションは建売の集合体であり、そこで欠陥をつくってでも売る業者がいてもおかしくはないと思えてくる。
設計事務所はディベロッパーしか見えていないし、ディベロッパーは売れる商品が作れれば良いだけであるから、集合住宅としての社会的な役割や意義などはこれっぽっちも考えていない。
欠陥があろうがなかろうが、単なる建売の集合体を作っていたにすぎない。
かつての建築家は集合する住宅がユートピアを実現するかのごとく夢想していた時代があった。
しかし、それが実現できる世の中に変化した時、既に建築家の姿はなく、資本主義に歪められたエコノミストによる夢のない建築が氾濫することになった。
日本におけるマンションは、そのボリューム故に重要なストックにならざるを得ない。
そんな重要な建築が、タケノコのようにボコボコ建てられて良いはずがない。
作った方も重罪だが、買う方の問題もあるのではないか。
安ければ良いとか、広ければ良いというような理由だけで売り上げが伸びること自体に問題がある。
実際にヒューザーの物件を案内された購入希望者で、別な物件を購入した人は、ヒューザーの対応や耐震性に対する不自然さに気がついて購入を避けたらしい。
素人でも、あまりにおかしいものは分かるものだ。
JRの事故の問題も元を正せば、コストダウンによる過密なタイムスケジュールが原因ではないか。
マンションは今の所、犠牲者は1人だけだが、地震が来たらどうなるか分からない。
そう言う意味で、社会的な背景が影響している事件だし、建築というものの重要性と創り方を
考えるきっかけになって欲しいと思う。
安易に建てられた建築は利用する事も解体する事も出来ない厄介なものだ。
解体は環境破壊の元凶だし、欠陥品を利用したいとは思わないだろう。
建築を創る事は、良いモノを創れば非常にハッピーになれるけれど、悪ければ本当に悲惨だ。
だからこそ、慎重に創るべきだしその重要性を認知してもらいたい。
その結果、日本経済と建築業界が瀕死の状態になったとしても。
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