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2008/06/27 出会い

先日、住宅のことを相談したいということで、10年ぶりぐらいに大学時代の友人宅へ伺ってきました。 名古屋に在住の方なんですが、長野から近いと思いきや結構距離がありました。 でも、久々の再会はとても楽しい時間でした。 そしてなにより、住宅のこと相談してくれる事自体が僕にとっては意味のあることでした。

僕は最近住宅を創ることは、その人の人生に関わることだなぁと感じることが多くあります。 イベント等でいろいろな方と話す機会があるのですが、同じ家の話をしていてもどうも話が 通じないというか引っかからない感じといいますか、そういうことを感じることもある訳です。 そういう場合は100%依頼などこない訳なんですけど、そうではない方もやっぱりいらっしゃる訳で。

でも、そこで踏み込んで話をしていくといろいろ問題があったりします。 そういう紆余曲折を経て初めて、建築という物質に変化していくのです。

建築家の中にもやはりそういうソフト的な部分にあまり触れないで、ハードのみで進める先生も いるみたいですが、僕にはあまり出来そうにありません。 むしろそういう部分に触れたいというか、住まい方を考えたいと思っているので、ソフト面を 避けて建築を創ることは難しいかもしれません。

でも、その分仕事はすごくヘビィになります(笑)

でも、人生に関わる仕事というのは責任も重いですけど、それだけに喜びも大きいと思います。

実際、僕と友人の間で、学生時代に出会った時はこんなことを思いもしないことが 今現実に起こっていると思うと僕自身タダゴトではないと思うのです。
それは、金額が大きいからとか、一生に一度しかないとか、そういう類いの言葉では 表せない僕自身の喜びというか、友人やその家族の人生に関われる喜びと言いますか・・・。 そういうものをとても感じるのです。

住宅設計の仕事は、業界の中では儲からない仕事としてさけられていました。 今でこそ、若い建築家の台頭でデザイナー住宅というカテゴリーが確立されつつありますが 一昔前は住宅は建築ではないと考えるのが普通でした。だからこそ、ハウスメーカーという業態が成立し 地方の工務店も大工による在来工法の住宅がさかんにつくられました。そんな時代でも建築家がつくった名作は数多くあるのですが。

そして、現在の住宅に対するデザインに対する見方は、以前より好感を持てるものが多くなりました。 それ自体はとても良いことです。 しかし、それが一過性のもので終わらないかどうかは疑問です。 建築はそこに存在し続けるものなので、それが時代を超えた価値がないといずれゴミになります。 これからの時代は環境という視点で見ても、建築を簡単につくったり壊したりすることが難しくなると思います。だからこそ時代を超えて愛されるような建築や住宅を僕らが創ることが大切だと思います。

それには、その建築を愛してくれる人達の存在も欠かせないのですが・・・。

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