TNデザイン一級建築設計事務所

体感-1

先日、建築を体感してきた。
純粋に体感するのは、簡単なようで難しい。
建築は機能があるものだから、その機能が満たしているかどうかは、比較的簡単に判断できる。
しかし、建築と対話をするべく姿勢で感じようとすると、とても一日では判断できない。
そこが、建築の懐の深さであり、奥行きというものだ。
対話する感覚は、その場所に身をおいた者にしか得られないものだろう。
そして、それを磨く事は建築家としてだけでなく、人間としての感受性をみがくことだ。
そこに、芸術の本質があると思う。
なんでもないことが、なんでもなく見える瞬間を大切に。
新たな発見に心ときめかせつつ、感じた事。
TARNSTATION大関
TNデザイン一級建築設計事務所

小さな駅で舞っている日常を包む鉄板。
周囲はごくありふれた住宅街に挿入された異質さが心地よい。

HALFTECTURE福井
TNデザイン一級建築設計事務所
ありふれた水平線と垂直線に抗うように曲がってしまった。あるいは曲げられてしまったよう。
曲線の美意識を感じる。

福井県立図書館・文書館
TNデザイン一級建築設計事務所
自然と人工物の対比は、建築の永遠のテーマ。

TNデザイン一級建築設計事務所
色彩の美しさと素材感が際立っている。
自然に負けない自然さ。