itsukushima

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Trips 5日目、最終日です。
尾道の山側に登りたかったんですが、またの機会に・・・。
そのまま広島へ。
広島は2度目ですが、前回は世界遺産でもある宮島の厳島神社を見ていないので、それが最終目的。
途中に窪田勝文さんの住宅と谷尻誠さんの住宅、吉村 靖孝さんの作品にそっくりな建築がありました。
ざっくりとした情報しかなかったので、車窓をキョロキョロしていましたが、見つけられると結構嬉しいものです。
かなり偶然なことがほとんどですが。

さて、フェリーでいざ宮島へ。
夜と昼とで、2度訪れましたが満潮時に時間を合わせることができずに、水に浮かぶ状態を見ることはできませんでした。
でも、その歴史と壮大な構想を感じることはできました。
建築においての新しさってなんだろうと常々思いますが、構法や素材が変わっても
その意志というか理念というか、そういうものは突き抜けると時代を超えて訴えていける。
伊勢神宮の式年遷宮も物理的な状態から抜け出すために、行っているようなものではないか。
だから、その根本である理念がなければどんな建築も抜け殻で、意味のないものだ。
20世紀は機能という理念に支配されていたかもしれないが、もっと違う理念や意志が必要だと思う。

帰りのフェリーのデッキから、神社が完成した当時の周囲になにもない大鳥居を想像して
人間の欲望は凄まじいところまで、行ってしまったなと思うのと同時に
当時の人はこの大鳥居を見て、文字通り神を意識したのだろうなと心底思う。
そして、旅の終わりに壮大なお題をいただいて、ありがたく帰路につきました。
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