Category Archives: c-house

長野のデザイン住宅設計事務所

オープンハウス

オープンハウスが無事に終了致しました。ご来場の方には心より感謝致します。ありがとうございました。 そして、クライアント様のご好意にも感謝しております。 当日は、以前お世話になったクライアント様もかけつけてくださいました。 特に「#5115」のクライアント様は終了時間を過ぎても話が尽きなくて、そのまま場所を変えて話し続けました。 お会いするのも久しぶりで、実は今年の夏のあたりからお会いしようとお互いにスケジュール調整をしていたのですが、この現場の都合もあったりしてなかなか時間が取れなかったのです。 いつも時間を忘れて話し続けてしまうのですが、あらためて感じる事はこの方の建築に対する”愛情”といいますか、自分の住宅に対する愛をひしひしと感じるのです。 それは、私にとってとても嬉しい事で感動してしまいます。 その方の言葉の端々に自分の家の感覚が体にしみ込んでいるという感覚を感じます。 そしてそれは、かなりのハイレベルな感覚に成長しているように思えるのです。 建築家の感覚に近くなる程に。 だから、建築評論家のような事をさらっと言ったりします。 「それは、小澤さんに教えられたことですよ」 そう言われたとき、私の思いが建築を通して伝わっているのだなと実感します。 建築を理解する事はとても時間のか…

TNデザイン一級建築設計事務所

空間の質

前回紹介した岸氏の著書の中で、美術館に対する思考があります。岸氏は以前より、F・ゲーリィによる『ビルバオ・グッゲンハイム』を高く評価していたのを知っていたのですが、なにがどう良いのかを再認識しました。 さらにそこにある空間の質と私が何を求めて建築をつくっているのかという本質的な問題を認識する事になりました。 私にとって美術館というものはあらゆるビルディングタイプの中でも特別な存在で、設計者なら美術館の設計を依頼されて喜ばない人はいないでしょう。 そして、私のつくる住宅を見た一般的な意見として、よく言われるのが「店舗のようだ」という言葉について。 今まではさほど気にしていなかったのですが、それは空間の質によるものなのか?ということです。 岸氏によると、テーマパークというのは現実空間から仮想空間に巧みに導入するために、中間領域として商業空間を挟み込む。そこで観客は気がつかないうちに本格的な仮想空間に導入される。それがテーマパークに共通する空間構成である。 そしてそれが、「気がつかないうちに」成立するのは、商業空間は現実の空間のなかでも無意識に半仮想的な空間だというコンセンサスも存在するからだと思う。 そうなると、私の建築空間に対する一般人の評価である「商業空間のよう」というものは、ある種…

construction!

新築の案件も動き出しました。 イレギュラーなことが多くてなかなか難しい案件です。 条件を一つ一つクリアしながら、じっくり創っています。 モノづくりには忍耐も必要。 今は情報の時代ですから、簡単に情報を集めて処理すれば良いじゃん! という訳にはいきません。 時にそういう迅速さは必要ですが、いつでも簡単に処理してはいけない場面もあります。 そういうときこそ、忍耐強く課題と戦いましょう。 きっと光が見えるのですから。…