Category Archives: a-house

a-house訪問

もう2週間前になってしまいますが、a-houseへ訪問することが出来ました。 竣工当時から、とても綺麗に住まわれています。 それなりにモノが増えたり、ご主人が画家さんなので、絵が増えていたりするのですが とても大事に使っていただいていることが、伝わってきます。 震災時もとても揺れが大きかったらしいのですが、損傷も無く無事でした。 在来木造のリノベですが、梁のスパンを大きく取るため、鉄骨や集成梁で補強しています。 全く露出はさせていませんが。 さらに、昔の基準というのはいい加減な部分もあって、壁量計算をしても ほとんど足りていないという状態だったので、現状の構造補強+空間を広げるための補強 という二重の構造強化をしなければなりませんでした。 でも、そのおかげで木造の空間とは思えないほどの、広がりを得ることが出来ています。 写真では、なかなか伝わりにくい部分ですけれども。…

TNデザイン一級建築設計事務所

maintenance

a-houseのメンテナンスの件で、久しぶりに訪問しました。 外観は初めての公表です。 玄関が唯一手を加えたところですが、その先に広がる空間を予見するかのようにミニマルに収めています。 これはOpen House時の写真ですが、今もほとんど変わらずにとても美しく住まわれておりました。 時間の関係で撮影できなかったのですが、暮らしぶりを見ていると住まい手の知性が溢れています。 写真集が完成しましたので、それもプレゼントしました。 とても喜んで頂きました。当事務所websiteでも作品紹介しています。…

TNデザイン一級建築設計事務所

引き渡し・・・

a-houseが竣工しました。2日間のオープンハウスも終わり、本日引き渡し完了いたしました。 関係各所の皆様に感謝致します。ありがとうございました。 これからクライアントと共に過ごす事となりますが、かわいがって頂けるといいですね。 竣工の状態を維持することがいいことだとはあまり思いません。 むしろクライアントの愛情に育まれて、より味わいのある建築に変化してもらいたいなぁと願っております。 愛情をもって使ってもらった建築は、とても美しいと思います。 形あるものはいつかは消え行く運命ですが、その朽ち方に美学と魂を注入するのが僕の仕事だと思います。 内なる思いは永遠に。 a-house_renovation  ©2009 ozawa shingyo/TN design…

TNデザイン一級建築設計事務所

a-house

仕上も最終段階を迎えました。工期も残りあとわずかです。 引き渡しの前はいつも複雑な気持ちでいっぱいです。 完成すればお施主様のモノになりますが、1年以上の間自分の中で熟成させ、つくりあげたモノを引き渡す寂しさは、プロジェクトにのめり込むほどに強くなります。 オープンハウスはいわば、僕にとっては娘の結婚式であり披露宴のようなものです。 だから、たくさんの方に祝福してもらいたいので、近くの方、近くでない方も お気軽にお寄りください。 嫁ぎ先でも大事にしてもらえるといいなぁ。仕上も最終段階を迎えました。工期も残りあとわずかです。 引き渡しの前はいつも複雑な気持ちでいっぱいです。 完成すればお施主様のモノになりますが、1年以上の間自分の中で熟成させ、つくりあげたモノを引き渡す寂しさは、プロジェクトにのめり込むほどに強くなります。 オープンハウスはいわば、僕にとっては娘の結婚式であり披露宴のようなものです。 だから、たくさんの方に祝福してもらいたいので、近くの方、近くでない方も お気軽にお寄りください。 嫁ぎ先でも大事にしてもらえるといいなぁ。…

石膏ボード

メインの壁と天井の石膏ボードが大体張り終わりました。 っても、目の前にボードがこんなにあるので残り1/3くらいでしょうか。 改修工事は新築と違って、大変なことが多いです。 なにが?という原因はそれぞれ異なっています。 しかも、それが事前に予測できればいいのですが 出来ない場合もあります。 やってみなければ分からない。 というと、とてもいい加減に聞こえるかもしれませんが どんなに緻密に計画しても、現場でしか決められないことがあります。 設計をやっていると、つい現場をわかった気になって 机上で処理しようとしてしまうことがあります。 現場は生モノです。 ほっとけば、必ず腐ります。 食べ物は腐りかけがおいしいといいますが 建築現場はどうでしょう。 僕は腐りがない、新鮮な現場が好きです。…

耐震改修

こちらの改修部分は全て耐震補強をしてあります。(詳細は書きませんが) 通常とは逆の方法で補強しているので、細かく見れば非常に難しい工事になります。 補強をするために、壁を少し厚くしなければならなかったりします。 今回は外部は全く触らないので、やむおえなかったのですが。 でも、そのおかげで建物全体の強度も増し、柱が減っていても性能は上がっています。 この建物は築25年くらいなのですがその当時の施工方法を見ると、現状の金物第一主義の構造に疑問が湧いてきます。 筋交にしても鎹などは使っておらず、釘のみでした。 ただし壁量の取り方が偏っている気がしました。 あくまでも現在の基準に照らし合わせてという意味ですが。 補強をしなくとも、この建物が特別に弱いとは思えませんし、むしろ25年間構造を維持してきた事実の方が確かな強度に思えます。 そういう意味では、構造において実験によって強度を測る方法は説得力があります。 ただし、建築の場合はやはりバランスというのがとても重要だと思います。 パーツにおいて強度があっても他とのバランスが良くなければ恐らく荷重が逆に集中してしまい崩壊の危険性もあると思います。 バランスをとることとはずすことはデザインにおいての最重要次項。 そして、それは構造にも言えることだと…

見えないところ

根太(床のあたりに並べられている部材)という部材は床をしっかり張るための重要な部材ですが 床を張ってしまえばほとんど日の目を見ないものです。 でも、きれいに並べられた木ルーバーのような根太は見えなくなるが故の美しさを放っています。 そういうところも手を抜かない、むしろ重要な部分だからこその必然美というか・・・。 いい床を支えるために、これからよろしく。根太のみなさん。…

木造!

大工さんと交わす技術に対する問いかけは、とても有意義です。 設計者にはない特別な経験や知識をたくさん持っている方が多いです。 だから、敬意をもって議論を交わすとその大工さんなりの木造に対する解釈を聞くことが出来ます。 それは、学校の講義では聞くことの出来ない貴重な知識だったりします。 現場はまさにモノがつくられようとしている場所なので、そこに設計者として身を置くことはとても大事だと思います。 ビジネス的には設計事務所は設計をして報酬を頂くので、設計をいかに効率的に終えるかということが常に問題になります。 でも、効率では創り出せないものがあるのが建築だと僕は思います。 現場で大工さんと一緒になって悩んだところで、実際は大した変化はないかもしれない。 良くなるどころか悪くなる可能性も十分にある。 しかし、僕にとって設計するということはモノが創られるその瞬間でさえも思考の余地があるのではとも思ってしまう。 思考と実践そのただ中に設計の本質はある。そしてその両方を一瞬で理解できるのは現場にしかない。 そしてそれは設計の技術として常にフィードバックすることが可能です。 だから、時間の許す限り僕は現場に時間を割きます。 幸い、今の仕事量は原始的に現地を飛び回っていても事足りる量なので。 事件はま…

解体

構造が表われました。 図面を書いていて、不明なところが全てクリアになった反面 なぜこうなっているのか、首をかしげるところも・・・。 しかし、現場はとても春と思えないくらい寒くて、クライアントが冬が寒いと 嘆いていたのも頷けます。 そして、その理由も解明できました。 住宅という設えは、現地のことを知らなければ成立しないことを 身を以て感じます。…