Category Archives: 2007

UNBUILT

長野市の住宅の計画。 実現はしていませんが、僕自身満足している計画です。 所謂『アンビルト』アーキテクチャなのですが、そういう作品を創ることで今の自分が建築をどう考えているのかを対話するきっかけにもなる。 当然、営業活動の一環で・・・仕事を得るために・・・活動している訳なんですけれども、それが受け入れられないからといって捨ててしまえるほど安易なもの(計画)でもない。 実作につながらないフラストレーションはあるけれど、創る情熱はそんなところから生まれるかもしれない。…

TNデザイン一級建築設計事務所

foa

ガードボード・アーキテクチャつながりということで、横浜港大さん橋国際客船ターミナル。 山下公園で散歩のついでに寄りました。 海の上の公園という感じが何度訪れてもイイですね。 ただこの日は残暑厳しい季節の快晴だったので、午前中だったのですが暑かった。 それでもこの気持ちの良さは他ではなかなか感じられないものです。 コンペ時はカードボードのような軽快さがウリだったようですが、建築としてはむしろ重厚な感じがします。 それほどにこの構造を成立させることは難易度が高いということなのでしょう。 予算の問題など様々な困難があったと思いますが、こういう建築に触れられるのは日本の建築技術の力強さを感じます。 でも、この建築の素晴らしさは構造では決してなくこの純粋な『気持ちよさ』なのだと僕は思います。 技術者として構造が気になるのはもちろんですが、大切なのは誰しもが感じられる『気持ちよさ』です。 それがなければ、アクロバティックな構造も特殊な素材も必要ないと思います。 なんのための建築なのか。 それは機能を満たすだけの物体ではなく、『気持ちよさ』を感じるため。…

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F・ゲーリー

Photo:Guggenheim Bilbao by aherrero ビルバオ・グッゲンハイム美術館 ヴィトラで初めてゲーリーを見たのですが、その建築は多少グニャグニャしてましたけど何となく建築の殻に収まっている感じがしていました。でもこの『ビルバオ』になるともう突き抜けてます。既に観光名所となっていますがそれほどに魅力的な建築だと思います。 今は大きな建築がほとんどだけれど、今住宅をつくったらどんな建築をつくるのかとても興味があります。 そしてそれが例えば低予算であったなら・・・なんて。 世界の巨匠がそんな依頼を受けるとは思えませんが。 やっぱりグニャグニャでいくんだろうな。むしろそうであってほしい。 どんなに小さくても。 ゲーリー事務所出身の若手建築家はやっぱりグニャグニャなんでしょうか。 そして、それは受継がれていくのでしょうか。 この先の展開がすごく気になる今日この頃。 そう言えば、ゲーリーのドキュメンタリー映画が6月に公開されたみたいですね。 最近まで知らなかった。是非見てみたい。…

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ANDO

書類整理していたらスケッチのスキャンデータがあったのでエントリーです。 スイスのバーゼルにある「ヴィトラセミナーハウス」 1999年の4月になっているので、もう8年以上前になりますがフランスを中心に建築旅行に行った時のスケッチ。 ヴィトラ(Vitra)は有名な家具メーカーですが、現代建築のパビリオンが工場内にあることでも有名。 この建築の反対側にはゲーリーの作品もあります。 バーゼルの中心から少し離れたところだったと思いますが、周辺環境がとても良い所でした。 建築が建築たるべくあるにはどういうことだろうということを考えさせられました。 建築には必ず機能がありますが、ここの建築達は既に当初の建築の機能を超えて存在しています。 「セミナーハウス」となってますが、セミナーはほとんど行われていない様子でした。 つまり使用感がないというか・・・。 僕が行った時はたまたまだったのかもしれませんが。それが少し残念。 しかし、この中庭空間とゲーリーの建築との対比は見事だと思います。 安藤さんの一番得意なスケールという感じ。…

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シアトル公共図書館

Photo:Seattle Library by Theodore Scott オランダつながりでOMA率いるレム・コールハースの作品。 もうこれは圧倒的です。 最初にこれを雑誌で見たときには衝撃でした。 レムは続々と巨大プロジェクトを完成させていますけれども、その中でもこれは良いと思います。 シアトルに行った際は是非立ち寄りたい! そんな予定ないですけど・・・(泣) こういう構成を大きな建築でやるのは力技というかとにかく圧倒されます。 青山のプラダもある意味同じように見えますけど、なんか小さい分よく言えば繊細ですけど。 このシルエットは迫力です。 なんか抽象的な言葉しかでない・・・。まぁ現地見てないんでこんな感じ。…

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スタッドシアター

Photo:IMGP1617 by epredator これは、僕にとって現地に行くのがとても困難だろうけど見てみたい建築。 設計はSANAA。ようやく完成したようです。 プロジェクトが発表されたのは約十年前の1998年ですが、ここで考えられたことが現在のSANAAのプロジェクトにどう影響しているかを考えると非常に興味深い。 十年という時間は人間のスパンで考えると長いかもしれないが、建築にとってはそうではない。 それだけ思考の射程を長く持っていないといけないということ。 施工段階では、日本のプロジェクトのように全てに決定権があったわけではないそうだが、そのバランスがとても良く見える。 全体の均質感や透明感は実際に現地で歩き回ってみないと感じられるか分からないが、とても魅力的に見える。 SANAAの作品は透明性というテーマがあると思うが、その透明性は単にガラスが入っているから透明という訳ではない。 西沢氏が多様性の世界と語っているが、いろいろな人間の活動と風景が混ざり合っていく透明感らしい。 この作品ではそれが達成出来たと西沢氏は思っていないらしいが、その一端が見られるのなら是非行ってみたい。 あーオランダ行きたい! 画像は設計時のSANAAのスケッチ…

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国立新美術館

by Photo:THE NATIONAL ART CENTER, TOKYO (国立新美術館 Kokuritsu Shinbijutsukan) Michael Francis McCarthy 今や国民的知名度が最も高い建築家でもある黒川氏の設計。 この建築、僕はあまり好きではありません。 造形的にというわけではないのですが、ファサードの構成が好きではないです。 そういえばこれも日建設計とのコラボですね。 六本木はこんなのばっかりなんでしょうか。 やっぱり組織の力って凄いということでしょうか。 黒川さんこのファサードのスケッチ書いて終わりだったりして・・・。 時間なかったので、内部は見てません。 どうもこの大味な感じのデザインが・・・というか・・・。 この美術館は設計段階では「ナショナルギャラリー」と呼ばれていたが正式には そうならなかった。それは、海外から来る観光客がロンドンやワシントンの「ナショナルギャラリー」と同じような美術館だと勘違いされたら困るかららしい。 つまり、そこに「ナショナルギャラリー」と呼べるだけの理念がないということ。 さらに、美術界にもいろいろ日本的な閉塞感があるらしく、その類いの批判もあるらしい。 運営面からみると、美術館に来館する人の多くは中高年の女性…

田園

季節が少し秋らしくなってきました。 これは田んぼの隣に計画した住宅。 きっと今頃は黄金の絨毯になっているころかなと思います。 田舎にいるとこういった風景がめずらしくないのですが似たようなハウスメーカーのサイディングを見せられると幻滅します。 外観に関して言えば、東京のような立地状況の場合、外観を引きで見られる場所というのはほとんどありません。 田舎に行けば行くほど外観はむしろ重要に思えます。 東京の街はインテリアのみだと言っても過言ではありません。 外部や道路さえも既にインテリア化しているのではないでしょうか。 都市というものはそういうものなのだと思います。 田舎をインテリア化するのは無謀ですが、ほとんどが外部であると考えると外観に意識的になることで住宅だってランドマークになり得るということです。 よくある意見は、『周辺環境に調和して・・・』ですが、どんなデザインが調和してると言えるのか。 僕には僕なりの調和の仕方が存在しますし、そうではないという意見もあるでしょう。 これから田舎に住宅を建てる方々は、その辺をよく考えてつくりましょう。 単に周辺に埋没してしまったとしても、それは日本の田舎を象徴する風景の一端に組み込まれてしまうのですから。…