Category Archives: 2026

信州の建築家とつくる家 第21集

『信州の建築家とつくる家』第21集が発刊されました。 JIAの各支部の活動の中でも、長野県クラブが誇る、特に歴史ある取り組みの一つです。 創刊当初は毎年発刊できない年もあったそうですが、近年は継続して毎年発刊しており、地元の皆様からも大変ご好評をいただいております。図書館などにも寄贈しておりますので、多くの方に手に取っていただけましたら幸いです。 私自身、編集委員長として2年目の発刊となり、ようやく少し慣れてきました。 とはいえ、まだ体制として十分に整っていない部分も多く、書籍の内容づくりとは別の苦労も少なくありません。 本書に掲載されているメンバーだけでなく、正会員の建築家たちは、まちづくりや地域の活性化など、さまざまな活動を通して日々奮闘しています。本書を通して、その一端でも感じ取っていただけましたら、大変うれしく思います。 家を建てたい方はもちろん、建築を学ぶ学生の皆さん、そして建築に興味のあるすべての方に、少しでも新たな気づきをお届けできれば幸いです。 Amazonでもご購入いただけますので、ぜひお手に取ってご覧ください。…

OM-house

2024年にじっくり計画を進めていたプロジェクト。残念ながら着工には至らず、いわゆる「アンビルド(未建築)」の作品となってしまいましたが、クライアントのご厚意でサイトに公開できることになりました。 設計は終わっているので、敷地があればいつでも建てられますが、同じ条件の敷地というのは、意外にないものです。 建築というのは、その土地独自の条件に寄り添ってつくるもの。だからこそ、いつも「ゼロからのスタート」が基本です。敷地が変われば、建築も変わる。そして、建築家の目指す方向性も時には変わったりするのだから、建築の可能性は無限なのです。 そんな中、ありがたいことに、同じクライアントから「新しいプロジェクト」のお話をいただきました。まさか二度もチャンスをいただけると思っておらず。 嬉しさももちろんありますが、今はプレッシャーも倍増して、身の引き締まる毎日です。 正直なところ、設計したものが建たないなんてことは、僕らの世界では日常茶飯事です。コンペを見れば、何百という案の中で形になるのは、たった一案だけ。いちいち落ち込んでいたら建築家は務まりません。「それがこの世界なんだ」と、自分に言い聞かせながら過ごした2025年。 そして迎えた2026年。 クライアントの夢を形にするために、今の僕にできるこ…