長野のデザイン住宅設計事務所

まくはり

千葉の幕張は僕にとってはちょっと思い出深い土地である。大学入学の直前に幕張メッセが完成したばかりで、街の骨組みがやっと出来かけたぐらいだった。
学生時代は大きな建物しか無くて、街と呼ぶにはあまりに寂しい感じだった。
それでも、東京にいた頃はちょっとした時に立ち寄ってみたりもしていたが
ここ最近は、見てないな・・・と思いながら、近くに来たついでに寄ってみた。

そこで感じたものは、ちょっとというかかなり刺激的だった。
新しい街のというか、建築のパワーをとても強く感じてしまった。
新興住宅地というのは、なんというか、あまりに画一的な区画だったり建築だったりするので、それだけで興醒めするのだが。
ここはちょっと違う。何かが違う。
きっと、このCAtの小学校が好みの建築だからかもしれないが、それだけではない質がある。
この街なら、こんな小学校でないとおかしいと思える質がそこにある。
それを街の雰囲気と言ってしまえば、それまでだが・・・。
こういう説明できない良さを僕は、多分つくりたい。
でも、感じることとつくることは、似て非なるもの。
やっぱり建築は、みないとダメですな。今まで、なんでダメかを説明しようとしてましたけど
世の中は、説明できないことのほうが大事なこともある。
いい経験しました。