小さな建築

今までで一番小さな建築の計画。
でも、手順は大きさに関係なく順序よく進めないと、完成することが出来ません。
しかも、クライアントによるセルフビルドです。
小さな建築こそ、そこに確かな思いを込められるべきとも思います。
僕にとっては当たり前のことでも、一つ一つに感動しているクライアントの姿を見ることは、とても新鮮です。
建築を買うことは、資金さえあれば誰にでも可能ですが、つくるとなると単純ではありません。
そして思い描く理想を求めるのなら、さらに困難を極めます。
建築関係者に多いのですが、金をかければなんだってできるという人がいます。
そういう人間に限って、理想を求めたことがないか限界を知らないことが多いです。
ギリギリを攻めることの困難さは、経験したことがなければ理解できません。
そして、この現場もそういう人間によって、大変な迷惑を被りました。
そんな状況によって、結果的にセルフビルドになりましたが、それもまた必然のようにも思えます。なんとか年内に上棟しようとしましたが、雪のために断念しました。
材料の搬入で年内作業は終了。来春に持ち越しとなりました。
今年は災害級のドカ雪で、新潟は大変みたいです。

今年もいろいろありましたが、来年はいい年になるといいなぁ。
建築をめざして・・・。