信州の建築家とつくる家 第21集 『信州の建築家とつくる家』第21集が発刊されました。 JIAの各支部の活動の中でも、長野県クラブが誇る、特に歴史ある取り組みの一つです。 創刊当初は毎年発刊できない年もあったそうですが、近年は継続して毎年発刊しており、地元の皆様からも大変ご好評をいただいております。図書館などにも寄贈しておりますので、多くの方に手に取っていただけましたら幸いです。 私自身、編集委員長として2年目の発刊となり、ようやく少し慣れてきました。 とはいえ、まだ体制として十分に整っていない部分も多く、書籍の内容づくりとは別の苦労も少なくありません。 本書に掲載されているメンバーだけでなく、正会員の建築家たちは、まちづくりや地域の活性化など、さまざまな活動を通して日々奮闘しています。本書を通して、その一端でも感じ取っていただけましたら、大変うれしく思います。 家を建てたい方はもちろん、建築を学ぶ学生の皆さん、そして建築に興味のあるすべての方に、少しでも新たな気づきをお届けできれば幸いです。 Amazonでもご購入いただけますので、ぜひお手に取ってご覧ください。…
オープンハウス オープンハウスが無事に終了致しました。ご来場の方には心より感謝致します。ありがとうございました。 そして、クライアント様のご好意にも感謝しております。 当日は、以前お世話になったクライアント様もかけつけてくださいました。 特に「#5115」のクライアント様は終了時間を過ぎても話が尽きなくて、そのまま場所を変えて話し続けました。 お会いするのも久しぶりで、実は今年の夏のあたりからお会いしようとお互いにスケジュール調整をしていたのですが、この現場の都合もあったりしてなかなか時間が取れなかったのです。 いつも時間を忘れて話し続けてしまうのですが、あらためて感じる事はこの方の建築に対する”愛情”といいますか、自分の住宅に対する愛をひしひしと感じるのです。 それは、私にとってとても嬉しい事で感動してしまいます。 その方の言葉の端々に自分の家の感覚が体にしみ込んでいるという感覚を感じます。 そしてそれは、かなりのハイレベルな感覚に成長しているように思えるのです。 建築家の感覚に近くなる程に。 だから、建築評論家のような事をさらっと言ったりします。 「それは、小澤さんに教えられたことですよ」 そう言われたとき、私の思いが建築を通して伝わっているのだなと実感します。 建築を理解する事はとても時間のか…
空間の質 前回紹介した岸氏の著書の中で、美術館に対する思考があります。岸氏は以前より、F・ゲーリィによる『ビルバオ・グッゲンハイム』を高く評価していたのを知っていたのですが、なにがどう良いのかを再認識しました。 さらにそこにある空間の質と私が何を求めて建築をつくっているのかという本質的な問題を認識する事になりました。 私にとって美術館というものはあらゆるビルディングタイプの中でも特別な存在で、設計者なら美術館の設計を依頼されて喜ばない人はいないでしょう。 そして、私のつくる住宅を見た一般的な意見として、よく言われるのが「店舗のようだ」という言葉について。 今まではさほど気にしていなかったのですが、それは空間の質によるものなのか?ということです。 岸氏によると、テーマパークというのは現実空間から仮想空間に巧みに導入するために、中間領域として商業空間を挟み込む。そこで観客は気がつかないうちに本格的な仮想空間に導入される。それがテーマパークに共通する空間構成である。 そしてそれが、「気がつかないうちに」成立するのは、商業空間は現実の空間のなかでも無意識に半仮想的な空間だというコンセンサスも存在するからだと思う。 そうなると、私の建築空間に対する一般人の評価である「商業空間のよう」というものは、ある種…
construction! 新築の案件も動き出しました。 イレギュラーなことが多くてなかなか難しい案件です。 条件を一つ一つクリアしながら、じっくり創っています。 モノづくりには忍耐も必要。 今は情報の時代ですから、簡単に情報を集めて処理すれば良いじゃん! という訳にはいきません。 時にそういう迅速さは必要ですが、いつでも簡単に処理してはいけない場面もあります。 そういうときこそ、忍耐強く課題と戦いましょう。 きっと光が見えるのですから。…